ある程度年を重ねると、誕生日が楽しみなものでなくなってしまうのは本当なのか。
論理的に考えれば(当たり前だが)、誕生日の前の日と誕生日の次の日では特に何も変わっていない。私が何を一番思っているかというと、年を重ねるごとに遅れを感じ、充分なことを成し遂げていないと感じていること。20代後半になって転職を経験したり ”大人になる” につれ、自分の生活を自分の思い描くようにつくりたいと思うようになってきた。
極端な話でいうと、「生活を自分の思い通りに動かすことができる」一人暮らしか、「経済的精神的な安定がある程度保障される」実家暮らしかどうか、を最近よく考える。

一人暮らし= 生活のすべてが自分の責任になる?
私の思う一人暮らしの最大の利点は、全てが自分の責任になることだと思う。例えば、これまでの経験から勝手にバナナが家にあるものだと思っていたのに冷蔵庫になかった時。一人暮らしなら自分で買いに行かなければ、となるのに対し、実家だと誰かが買っておいてくれなかったことにストレスを感じる。誰かに責任転嫁できてしまう環境に甘えてしまう。
職場までの通勤時間や自由を求めてだったり、一人暮らしをする・しないの理由は人それぞれだと思うが、やはり自分で作り上げた空間で自分の生活をつくっている人をみるとかっこよく、羨ましさを覚える。

どうしても考えなければならないのがお金問題。毎月の家賃はなんとかなるかもしれないが、引っ越し含め敷金や礼金で大体家賃の4~6ヶ月にあたるまとまった初期費用が必要だと考えるとなかなか即決できない。(実家暮らしのメリットとして貯金ができることは言うまでもない。)
もちろん実家暮らしの中で家具を新調してみたり、ある程度自分で自分の生活を創り上げることも一つの手だと思う。
周りの生活を垣間見て焦りを感じる
特に、安定したキャリアを積み上げていたり、家や車を買ったり、子供を持ったりしている友人たちと比較すると、「来年には銀行口座にこれだけのお金を貯めよう」とか「今年中に〇〇をいくつ達成させる」という主観的な数字ばかりが頭の中に浮かんできて、とても遅れを感じてしまう。
逆に達成できたものが多い年に私は幸せだったかと振り返ってみると、そうではないことに気付く。達成できたものの「数」は幸せや私の中の人生への感謝に比例しない。

そう考えるとお金に関してはどうにかなるのではないかと思いも生まれてきてしまう。海外旅行はもちろん刺激的で最高なお金と時間の使い方だと強く思うが、好きな家具を置いて、好きな音楽を流して、たまに恋人を呼んで、ゆっくり過ごすなんてのもいいかもしれない。
引っ越しをしてある程度自分の生活リズムが掴めれば、(時間はかかるかもしれないが)貯金することは全然可能だ。貯金額や旅行に行けた数より、その過程が大事なんだ。ちょっと陳腐だけど、本当なんだ。
自由か、それとも貯金か。
たぶん、今の私にとって必要なのは、そのどちらか一方を選ぶことではない。将来の自分のために少し貯めながら、今の自分が欲しい自由も、少しずつ買ってあげること。
そのバランスを、自分で探していくことなのだと思う。

