タイには日系企業が多く進出しており、また、親日国としても知られている。無印良品やドン・キホーテ、紀伊國屋等多くの日本のチェーンを街中で見かける。食に関してもスシローを筆頭に(味も日本と同じ!)、たくさんの日本食レストランが展開されている。
タイ旅行中に日本食が恋しくなった時、タイの「おしゃれな今!」を味わいたい方、もちろんタイ在住の日本人にもぜひ訪れてほしい、日本食を提供するバーがある。
バンコクのお洒落タウンへ
バンコクのチャオプラヤー川のほとりにある、Talat Noi |(タラ―トノイ)という古くから残るタイと中国の文化が融合したエリア。路地の壁にはストリートアートが施されていたり、数多くのカフェや人気レストランが多く存在。タイドラマのロケ地にもよく選ばれている。
そんなエリアの中にある二階建ての小さなスペースに広がるアットホームな空間こそ、皆さんにお勧めしたい「Very Nice Bar」である。


ミニマムに抑えた素朴な絵画やアンティークの小物 ― 広すぎず狭すぎない開放感のある店内が、少しロマンチックで、少しレトロな雰囲気を醸し出す。
店に飾られた絵画のチョイスやインスタグラムから飾っていないさり気ないセンスの良さ(無機質なおしゃれさ、とでもいうのだろうか..)に悔しさを覚えるほど(笑)、心地の良い空間が広がっている。
スタイリッシュな「本物」な味
鶏の唐揚げやしめさば、胡瓜のたたき、オクラのバルサミコ酢和えなど、ビールやカクテルのお供にぴったりな品をはじめ、明太子うどんやハンバーグ等しっかりと食事をとりたい人向けのメニューも幅広く用意されている。


ちょうど私が訪れた時は、東南アジアを一か月程旅している時で、タイには約二週間ほど滞在していた。日本食が恋しすぎていたからかもしれないが、「日本人が料理しているの?」とお店の人に訪ねたくなる程どの料理も美味しかった。
お米ももちろん日本米が使われているし、なんだかどこかなつかしさを覚えるような味付けで感動した。(連日のアジア料理で胃に負担がかかっていたのか、ここの料理だけは無限に食べれるような、そんな気持ちだった。)「すぐに2回目も訪れたい」という気持ちが湧いてきた。
長い夜の二軒目にも
Very Nice Barの営業時間は18時から23時半までと、バラエティな利用ができる。料理の感動はもちろん、名前に「Bar」が入っているのも納得できるドリンクのラインナップの多さ。シンプルながら考え抜かれており、意外性があり、常に満足感がある。
私が訪れた時に頼んだのは「Matcha Fizz」。メニューには「甘く芳醇な緑茶のリキュールにソーダを合わせたドリンク」との説明が。


抹茶往来の苦みを感じさせず、むしろ爽やかささえ感じさせるほんのりとした甘さが料理にピッタリだった。Very Nice Barについてレビューをしていたあるインスタグラムポストに「親密な集まりやギャラリー巡りの合間の時間つぶしにもぴったり」と書いていたが、本当にその通りだなと感じた。
ドリンクと料理共に日々新しいメニューが出ているようで、私が行った際はデザートが二種類のみだったが、インスタグラムの情報をみるとなんと今はオリジナルのどら焼きまで出しているみたいだ。(絶対に食べに行きたい!)

料金に関してもタイのローカルな屋台に比べると(もちろん)高いが、一品150バーツ(日本円で約660円)からと、クオリティの高さを考えるとそのお手頃さがさらに嬉しい。店員さんも英語が話せるし、メニューにも英語表記があるので、タイ語が出来なくても安心して訪ねてみてほしい。◎
店名:Very Nice Bar
住所:763 ถนนเจริญกรุง ตลาดน้อย เขตสัมพันธวงศ์ กรุงเทพมหานคร
営業時間:12:00~15:00(週末のみ)、18:00~23:30
定休日:月曜日Google Map:https://maps.app.goo.gl/EAnHQPLiemrRg29t5

