夏の暑さや雨が降った後のジメジメ感..天気だけでもすでにストレスを感じているのに、その暑さが引き金となりいつもよりイライラを多く感じているかも?
ストレスは「コルチゾール」が関係している
日々の生活にある程度のストレスを感じることは自然なことだとされているが、それが度を超えると健康に悪影響に。これは主に「ストレスホルモン」と呼ばれているコルチゾールというホルモンが関係している。
このコルチゾールの割合が高いほど免疫や睡眠、普段の気分のコントロール能力に悪影響が出るそう。また、エンドルフィンやセロトニンといった気分の良くホルモンが減ることもストレスを強く感じる原因に。
ストレス負担を減らすには「コルチゾールを下げつつ」、「幸福ホルモン」を増やすことが大事になってくる。

コルチゾールを下げる5つの日常習慣
1) 笑う
抗老化専門家のビセンテ・メラ博士は「困難への一番の特効薬は、常にユーモアのセンスである」と説明する。「ユーモアと共に人生の困難を乗り越えていくことは、楽しいだけでなく、コルチゾールレベルを下げ、免疫力を高めていく。」
お気に入りのお笑い番組を観たり、もっといいのは、友達と大口を開けて笑うこと。笑いはストレスに対する最高の薬になる。仕事で疲れた一日の終わりにはテレビやYoutubeで笑う時間を意識的に増やしていこう。
2) 自然と触れ合う
長時間座りっぱなしでいる生活では幸福ホルモンは増えない。むしろいくつかの研究では「1日8時間以上座って過ごす人は慢性疲労や気分の浮き沈みを経験する可能性が65%高い」といわれている。

スペインのアンヘラ・リャネサ医師は20分の森林浴でコルチゾールが16%減少し、精神的なおちつきを得られると述べており、庭や公園を散歩するだけでも効果大。◎
恋人と喧嘩した夜は近くのコンビニまで、少し寄り道しながら歩いてみるのはどう?
3) ダークチョコレート
チョコレート好きな皆さんへ朗報!:ダークチョコレートをたべることは気分が良くなる、と科学的に証明されている。栄養士のヤラセス・デス・カスティーヨ氏によると「ダークチョコレートはおいしいだけでなく、エンドルフィンを放出する」とのこと。1日の目安は1日約28~56gが目安とされている。
仕事の合間のコーヒー休憩にぜひダークチョコレートを。
4) ストレッチ
ストレッチだけではなく、あらゆる意識的な筋肉運動はストレスの感情を和らげることが出来る。スポーツ医学の世界でも「筋肉をリラックスさせ、姿勢を整えること」はストレス軽減にされると謳われている。立ち上がって腕を伸ばすだけでも効果的である。
さあ、この記事を読んでくれているあなたも今、腕か足を思いっきり延ばしてみよう。
5) 水泳
水泳は「脳と体と精神的安定のためにできる最高なとレーニング」といえるだろう。
米国最高レベルの非営利医療機関、メイヨ―クリニックの研究では水泳によりコルチゾールが30%低下し、睡眠の質も向上が明らかになった。水泳は体全体の血流の促進と、筋肉のリラックスに役立つそう。
今年の夏にプールや海へ遊びに行ったら、小学校の水泳の授業を思い出しながら少し意識的に体を動かしてみてほしい。

よくストレスの対処法として「瞑想」が挙げられるが、無理に続けることで逆にそれがストレスになることも。今夏は本記事で紹介した5つの内1つでも習慣化し、無理なくストレス軽減と精神的安定につなげてみよう。

