年末年始の９連休明け、中々仕事や「日常」に身が入らない・・・なんて人へ。１月はタイドラマをモチベーションに毎週乗り切ってみるのはいかが？タイドラマ、一緒にはまってみない？【入門編】に引き続き、今回は元タイファッション雑誌インターン生がNetflix、またはYouTubeで視聴可能な３つのドラマをピックアップ！
- キャスティングに５年！「 ThamePo the series (Heart That Skips a Beat) 」（2024）
- 何度観ても面白い「Ready, Set, Love」(2024）
- 推しの行方が見逃せない！「789 SURVIVAL」（2023）
キャスティングに５年！「 ThamePo the series (Heart That Skips a Beat) 」（2024）
2024年12月13日から毎週金曜日にGMM（タイ最大の芸能事務所）で放送されてるBL（ボーイズラブ）シリーズ。あらすじをシンプルに表すと「一般人とアイドルの恋」。
よくある設定と思いがちだが、さらに詳しく説明すると、やっとの思いで就職できたと思いきや、それが「アイドルの最後のコンサートで流すドキュメンタリーのカメラマン」だったPoと「最後のコンサートになるきっかけを抱えているアイドル」Thameの2人の関係性を描いたドラマ。
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プロジェクト発足～撮影まで約５年！
タイのエンタメ業界（特にBL作品）の監督は男性がほとんどだが、本作の監督は女性。
タイ版「花より男子」をはじめとするGMMで数多くのヒット作を手掛けたMui Aticha Tanthanawigrai監督。
この「ThamePo the series」自体は5年前から話があがっていたそうだが、キャスティングが上手く進まず流れていたそう。2023年に放送されたアイドル発掘サバイバルプログラムからデビューした「LYKN」のメンバーの存在があり、そこから製作が再開したそう。
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LYKNのメンバーで主演を務めるWilliamをはじめ、他のメンバーもシリーズ内ではアイドルグループ「MARS」として出演。歌唱力とダンスはお墨付きで、ドラマ内の楽曲も楽しめる。
監督のこだわりが詰まった映像と画角があざとく、伏線回収された時は「あ～！こういうことだったのか！」とほっこり、キュンとする瞬間が詰まっている。
GMM公式チャンネルから毎週金曜日に配信、日本語字幕もあるのでチェックしてみてほしい。
何度観ても面白い「Ready, Set, Love」(2024）
Netflixが製作した「Ready, Set, Love」（邦題：バトル・オブ・シングルズ～恋の真剣勝負～）。
本作の舞台は「男性が激減し、手厚く保護されるようになった世界」。飾り気のないごく普通の女性は政府後援のリアリティ番組に出演し、男性との結婚を懸けてライバルたちと激しい婚活バトルを繰り広げる。（Netflixより抜粋）
タイ版バービー？
映画「バービー」（2023）では女性が優位のバービーの世界から人間の世界へ飛び出したバービーとケンが、そのギャップを目の当たりにして世界を変えていく物語。
本作も男女が「家族をもつこと」や「自分自身について知っていく」という点で、いくつか「バービー」に似ている場面がある。
だが、さすがタイ。ピンクや黄色の原色をふんだんに使った背景とマッチするそのコミカルさは笑いを誘うこと、間違いなし。◎
©Netflix
さらにただの「ラブコメディー」では終わらないスリリングなストーリーラインと全く予想できない話の展開が待っている。
一度観た記憶を消してまっさらなで状態もう一度初めから観たい！と思う作品の一つ。
あなたなら誰を選ぶ？
©Netflix
ドラマ内のリアリティ番組に出演している男性は５名。
タイで誰もが知っている俳優 Blue をはじめ、タイでタレント・俳優として活動する日本人Ryotaなど全くタイプの違う男性５名が大集合。
それぞれの持ち味を生かして、参加者の女性と様々なミッションに挑戦していく。
あなたならどの男性を選びたいか想像しながらドラマを観進めていくのも楽しい。
推しの行方が見逃せない！「789 SURVIVAL」（2023）
ドラマではないがおすすめしたいのが、TADA Entertainmentという事務所が企画・製作したタイのボーイズアイドルグループサバイバル番組「789 SURVIVAL」（全話YouTubeで視聴可能）。
様々な事務所から集められた個性豊かな練習生24名がデビューをかけて様々な審査を行っていく。
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１回目のミッションでは脱落者は出ないものの、順位によって番組のテーマソングの歌割に影響が。その後のミッションからは脱落者も出てきたりと、最後まで推しの行方から目が離せない。番組に出る前からSNS上で人気のあった練習生や俳優事務所出身、韓国でアイドルとして活躍する妹を持つ練習生など、各練習生それぞれの特徴があるので練習生も覚えやすい。
T-POPの魅力
T-POPにはさほど馴染みがないかもしれないが、スローテンポの楽曲の多さがどこか心地良い（そして現地の人も自ら言うほどほとんどの曲が失恋の曲である）。
タイ国内で元々日本の人気は高くJ-POPを聴く若者も多い。昨今、2010年代前半までタイ国内で人気だったJ-POPを聴いた世代が作曲者として活躍していることもあり、T-POP独特のメロディーと雰囲気が日本人にとってどこか懐かしくもあり、新鮮な気がする。
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この番組を通してデビューしたグループ（これから観る人のためにグループ名やメンバーは伏せておく）は2023年12月にデビューし、楽曲が音楽サイトの上位にランクインするだけでなく、ブランドのアンバサダーに就任したりと、これからも活躍が見逃せない。
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