溶け込む夏【夏苦手克服ガイド pt.1】





今年も、暑い夏がやってきた。

夏といえば、海にプール、夏祭り、バーベキュー、花火大会 ― ギラギラとした太陽の下で過ごす日々は明るくて元気な気分になる、という人もいるだろう。一方で、夏がどうしても苦手、夏が来ると憂鬱な気分になる、という人もいると思う。私もその1人だ。





必ずしも解決策があるわけじゃないが、夏に憂鬱になる要素を因数分解してみることで、何か見えてくるものがあるかもしれない。逆説的だけど、憂鬱な要素に着目していくことで、少し前向きになれるかもしれない。これは、そんな夏苦手な人向けの夏ガイドだ。

① 汗と薄着




夏が苦手な一番の理由、それは汗だ。カラッとサラッと過ごしやすい夏、なんていうものは東京であるとすれば数日というくらい奇跡。基本的には、ジメジメとした夏の湿気が、身体のありとあらゆるところから汗を吹き出させ、服やメイクを崩していく。

汗なんてかきたくないのに、整えたのに、と思っても出てくる汗と崩れていく見た目が夏を憂鬱にさせることは多い。汗自体は悪いものでもないのに。

汗との付き合い方が、夏との付き合い方を大きく左右する場合もある。美容医療で汗をかかないようにする、だけなくても、汗との付き合い方はあると思う。


一つ目は、崩れを目立せないこと。




服でいえば汗が目立たない服、メイクでいえば、汗に強いメイクをする。そこである程度制限が生まれても、顕著な崩れのストレスよりは良いと開き直る。





太陽光も私たちの夏に対する感情を左右する大きな要素だ。日焼けするかどうかとは関係なく、紫外線を良くないものとして認識している身には、夏の日差しは敵に感じるのだ。当たりたくない、避けたい、そう思って外にいるのは辛いので、もう日差しにあたってしまおうという開き直りが、ジリジリとした太陽光の憂鬱さを吹き飛ばすのに必要だったりする。


二つ目は、崩れたら新しく、という発想で崩れを受け入れること。




最近ビューティエディター・猪狩幸子さんが、「崩れないメイク名品は何か」という質問に対して、「メイクは崩れるもの、もちろんロングラスティングなものはあるが崩れた時になにを使うかの方が大事というか、1日の中でいろいろメイクを変えられて楽しいというマインドにもっていく提案はどうか」と言っていてなんとフレッシュな発想だろうかと驚いた。

一日の中で服やメイクや髪型を変えることをめんどくさいと考えるか、変化を楽しんでしまうか。そんな時間はない、という時ももちろんあるが、朝家を出た自分のままステイしようとすること自体が辛いのであれば、着替え・メイク直しを通して1日の中で変化があっても楽しいのかもしれない。




② 内なる湿気を飛ばす



暑いと身体の中に気が篭ってイライラした気分になる。これは、漢方的にもよく言われていることらしい。



暑いからといって冷たい飲み物を飲むのは臓器が冷えるので、温度は可能な限り常温がよい。水分といっても、色々な飲み物があるが、お茶はそれぞれさまざまな作用があるので、自分に合ったものを見つけるのも楽しい。





水分補給が必要とされる夏は、飲み物の楽しみが増える。糖分が多すぎるものは疲れ増幅することがあるので要注意だけれど、様々な飲みもの(特にお茶がおすすめ) を試すことができるのも、夏の楽しみかもしれない。


Pt. 1 まとめ



その季節が苦手な理由を深掘ると様々なモノが見えてくる。


自然には抗えない。抗えないが、抗えないからこそ、それとどう付き合っていくかの手を打つことで、一年のうち、自分が快適に過ごせる日を1日でも増やすことができたら。




快適さを簡単には諦めないこと。なにもしないでも楽しめるなら、快適でいられるなら、それに越したことはないが、そうでないことも多い。自分にとってのもやもやだったり不快さに対して、立ち止まって対策を考えるのには少なかずエネルギーを要することもあるけれど、長い目で見たら、幸せに繋がることもある。諦めるのもありだけど、諦めなくても良いかもしれないから。

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